1ルーム

色々な1ルームを作って、シリーズ投稿しています。

とりあえず課題にしとく

あれが気になればこれも気になるのがネットの世界。

Amazonで本なんか調べてたら、オススメ本や関連本がずらりと並んできます。それをクリックするたび、どんどんまたいろんな本が、の繰り返し。時間がどんどんすぎていきます。

それをどうにか止めたい。そこで、僕がいつもやっているのは、とりあえず課題にしとくということです。

課題とは、問題とは違います。問題は解決がつきものなので、問題が発生した瞬間に、すぐ解決した方がよいことになります。しかし課題は、ある問題を解決しようとして、結果として出てきたものであり、次の対処を考えるポイントのようなものです。例えば、僕がブログを書いているのは、自分の言いたいことを伝えることが問題だからですが、実際にブログを書くことが解決になります。しかし、実際に書いてみてちゃんと伝えられたかというと、やはり上手くいっていない感覚になります。そうしたら、もともと何を伝えられていたのか言語化して、先ほどの感覚とのズレを自分の中でしたためてみるのです。

課題とは、そのしたためです。学校の授業で、教科書やノートの余白に落書きしませんでしたでしょうか。個人的な疑問や全く関係ないことを書いたりしませんでしたでしょうか。それが、したためることです。したためることができれば、とりあえず授業に向かっていくか、またしたためるかを選ぶことができる、そういう自分の中のストレスをほんの少し、出してあげれます。余白は、黒い線の枠で囲われているよりももっと強力な囲いです。黒ければ、ちゃんとその周りに外があることがわかるけど、余白だと、どこから外でどこから内なのか、てんでわからないまま放置されてしまいます。そこで、放置されないようちゃんと自分の足跡を残す、それがしたためることであり、逃げるための抜け穴を、かろうじて残そうとする反応なのです。

Amazonで本が気になり出したら、僕はとりあえず、「〇〇系の本を調べる:例えば、[タイトル]」みたいな感じで、次に調べる課題本として、どこかのメモにしたためておきます。そうすると自然に落ち着き、なんだかその調べたい本を読んだ気になるのです。正確を記せば、これはその本とつながったということです。僕は課題にしたためることで、まだ知らない外の自分に、はっきりしないまでも辿っていけそうなのです。